脚がつるって?

・筋肉が伸びていることを感知する筋紡錘に不調が生じ、中枢神経への情報伝達(筋肉の状態を発信するフィードバック)がうまくいかず、筋肉が過剰に収縮した状態。
あるいは脳からの命令が無いのに運動神経末端が暴走し、筋肉を勝手に収縮させた状態。
・前者の主な原因は筋肉疲労。筋肉の緊張が長く続いたり、血行不良で引き起こされる。
・後者の主な原因はミネラルバランスの乱れ。発汗、下痢や嘔吐、利尿剤など薬の服用、妊娠で引き起こされる。

・対策
適度な運動やストレッチで血行促進。 入浴中の簡単なマッサージも良い。
汗をかいた後は水分だけでなく塩分も摂取しミネラルバランスが乱れないようにする。
ミネラル、主にマグネシウムカリウム、カルシウムを食事で摂ることを心掛ける。
身体から水分を出してしまうアルコールやコーヒーは、とくに夜遅くは控える。

・とくに中高年の方は脚がつりやすい。
筋肉量の低下や動脈硬化による血行不良などが重なるため。

・寝ているときは、布団の重みで脚が突っ張った状態のため脚がつりやすい。膝下にクッションを入れることで筋肉が弛緩し、予防になる。
・寝ている間に汗をかき、水分不足で血流が悪くなるとつりやすい。予防のために寝る前に水を飲むと良い。
・就寝中に脚がつったとき、慌てて伸ばしてしまうと筋肉を傷めたり果ては肉離れを起こすことに。ゆっくりと伸ばすことを心掛ける。

http://nurse-riko.net/足がつる原因と予防法まとめ/